ヘッドライトの防水・コーキング CT9A ランサーエボリューションⅦ/Ⅷ/Ⅸ 純正水漏れヘッドライト交換

こんにちは、ガレージエバーグリーン 鷲田です。

水漏れしてしまったランサーエボリューションヘッドライトでお困りのお客様がご来店頂き、
当社の『ランエボ7 8 9ランサー ブラック&イカリング ヘッドライトEG』を
店頭にてご購入頂きました。

美品ランエボ7 8 9ランサー ブラック&イカリング ヘッドライト加工EG ランエボ水漏れ曇りヘッドライトクリーニング加工007_r

ヘッドライトの防水は非常に難しく、その構造について、未だに多くの方が誤解されている点がございます。

まず、ヘッドライトは完全密閉されていません。
ヘッドライトの裏面には必ず通気孔が有り、通常使用された際の熱や、ハロゲンやHIDバルブで熱された水蒸気を外へ放出しています。

逆に言えば、湿度が想定以上に高かったり、気温差が想定以上に大きかったり、雨が想定以上に強い場合は、通気孔から湿気が侵入して、結露を起こしてしまう場合があるのです。

洗車機などに入れてしまった場合、ヘッドライトのスミが曇ってしまうのも、この想定以上になってしまったという
事です。しかも、ヘッドライトは密閉されていない為、しばらく走行していると、ライトバルブの熱や
車体の熱でライトが温められ、通気孔から水分が抜ける事で、自然と結露が収まっている事もしばしばです。

メーカーが公表する走行燃費と実際の燃費に差があるのと同じように、メーカーが想定する車の使用環境と、
実際の自動車の使用環境は異なります。自動車は必ず屋根のある車庫に保管されている訳ではございません。

この、使用環境の想定の差、メーカーとユーザーの意識の差が、トラブルの原因ともなるのです。
やはり、洗車機の、あの台風のまっただ中のような環境で、ライトが結露に耐えられるとは到底考えられません。ライト上に降り積もった雪の冷たさと、ヘッドライトのバルブ熱やエンジン熱の差が生まれるのに、
そこでレンズを結露させない方法があるのなら、やってしかるべきではありますが、構造や費用的に無理なのは解りきってますよね。

ちなみに、ヘッドライトのレンズ内側には結露防止剤が塗られているのですが、その効果はワンシーズン又はツーシーズンくらいで、結露の量が多いと逆に垂れ痕が残り、処理が大変になってしまいます。50エスティマ後期などはかなり分厚く塗られているのですが、ほとんどのライト内部に垂れ痕が生じています。
努力はされていますが、完全な方法は未だありません。

さて、話はさかのぼって、ヘッドライト加工が流行り始めた10年程前の頃の話です。
まだその頃は、ヘッドライトを開ける事自体が珍しい事で、防水などを考えてライトを販売している業者は皆無でした。

ヘッドライトは分解されたのは良いものの、そのまま何の処理もされず、組上げられていました。
しかし、これでは、結露どころではありません。目では判らない劣化したコーキングの隙間から、
一雨降っただけで水が侵入し、ヘッドライト内がお風呂や水槽のようになってしまう事もしばしば。

インターネットだけの取引きで、ノークレーム・ノーリターンを良いことに、
販売後は連絡すら受けない業者がほとんどです。

そんな中、住所も電話番号も公表し、店舗も構えてライト専門店を立ち上げた当社は、
なるべくヘッドライトユニットにダメージを与えず、純正の機能を損なわないドレスアップヘッドライトの製作に日々苦心していたのであります。(私はその頃、エバーグリーンにはいなかったのですが。)

研究に研究を重ねた結果、取引や商談を重ねた結果、今日のように、純正同等のコーキング剤を再充填し、水漏れの少ないライトの販売に至る事が出来たのです。

当時から、生ゴムブロックをヘッドライトコーキング剤として販売している業者などはありましたが、生ゴムがコーキング剤として使用されていたのは、Y33セドリックやグロリアのテールの、前期の中でも初期の頃まで。
当然、それをそのまま使用する訳には行かないのです。
また、たとえ純正と同等の素材であっても、ブロック上のまま使用する場合、
かなりの熱を与えないと軟化せず、加熱不足で結局ハマりが悪くなり、水漏れの原因となります。
かなりの設備や技術がないと、ブロックから防水効果を完全に出す事は難しいのです。

そんなこんなで、今日のエバーグリーンのヘッドライトがございます。

この梅雨時期、純正未加工のヘッドライトの結露や水漏れクリーニング依頼が多くあります。
個人様からも、大手中古車販売店からも、ディーラーからもご連絡を頂いております。

ワンシーズンだけならば、シリカゲルなど乾燥剤でも多少の予防は可能です。
(但し、包装はビニールでは無く、不織布のもので。ビニールは熱で溶けると中でバラけます。どちらにせよ自己責任で。)
湿気が入ったらば、なるべく早い時期に、ライトの裏蓋を開けて、ドライヤー等の熱で湿気を飛ばして下さい。長い時間、ライト内に湿気が入ったままだと、水滴痕が取れなくなったり、メッキが痛みます。

それでも、ダメならば、当社にご相談下さい。
可能な限りではございますが、ご相談をお受けしております。

 

ヘッドライト専門店ならではの、豊富な実績・知識を有する当社整備士や専門スタッフが、
お客様の疑問やご不安な点にお答え致します。 

ご不明な点は、下記連絡先までお問い合わせ下さい。

フリーダイヤル0120-78-6656

FAX: 047-339-6656
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