【ヘッドライト加工後の防水処理(コーキング)について】

当店では、ヘッドライト分解時に、純正同等のコーキングを、純正の倍量充填してから組み上げております。

 

コーキング充填前 ヘッドライト殻割り直後

加工ヘッドライト 殻割り 防水処理 コーキング1加工ヘッドライト 殻割り 防水処理 コーキング2
加工ヘッドライト 殻割り 防水処理 コーキング3加工ヘッドライト 殻割り 防水処理 コーキング4
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コーキング充填後 ヘッドライト殻割りの後組み上げ前に、純正同等のコーキングを純正の倍量充填

 

加工ヘッドライト 殻割り 防水処理 コーキング7加工ヘッドライト 殻割り 防水処理 コーキング8
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当店では、ヘッドライト分解加工時に、純正同等のコーキングを、純正の倍量充填してから組み上げております。

修理のご依頼で当店に入荷してくる加工済みヘッドライトで、しっかりとした防水処理およびコーキングの再充填を行っているヘッドライトは、未だにお目にかかったことがございません。

シリコンコーキングなどの市販用コーキングを、純正コーキングの上に充填しているヘッドライトはまれに見かけますが、純正コーキングとの成分不一致により全く効果がございません。
さらには、市販用コーキングが邪魔をして純正コーキングが十分暖まっていないために、レンズ面接合部に隙間が空いてしまいます。

こうなってしまっては、もはや何もしない方がましです。

ヘッドライトへのコーキングには、市販の物ではなく専用のコーキング材を使用してこそ防水効果が発揮されます。

「コーキング充填前」の画像を見て頂ければおわかり頂けるかと思いますが、殻割り後は純正コーキングが乱れて、量・位置ともにまばらになってしまいます。

このため、ただただ専用コーキングを再充填すれば良いというわけではなく、しっかりと整形し直した上で充填しなければなりません。
文章で書く分にはさして大変ではなさそうなのですが、いざやってみるとこれがまた非常に大変な作業でございまして、かなりの根気と技術が必要となります。

しっかりとした防水のためには、ミスと油断が絶対に許されない工程のため、当店では熟練した加工担当のスタッフしかこの作業は行いません。

上記行程を経ることによって、当店の商品では、レンズ面接合部からの水漏れは基本的にございません。

さらに、当店の商品をお買い上げのお客様には、長く安心してお使い頂くために、市販のコーキング材にて外側からのコーキングをお願い致しております。

防水処理のコーキング剤や施工方法などにつきましては、付属の取扱説明書に記載がございますのでご安心下さい。

なお、当店の商品の場合、ご装着後の水漏れ・湿気混入は、ヘッドライト裏側のバルブカバーやバルブソケット・ゴムパッキン・湿気抜きの経年劣化および締め付け不良が大半の原因となります。

このような場合には、混入した水分をドライヤーなどで乾かした後、上記部分をチェックして頂き、疑わしい場合はコーキングを施すか、以前お使いいただいていたライトから移植していただく・新しい物と交換して頂くなどの対処をお願い致します。

また、ヘッドライト用のコーキングについては、様々な憶測と都市伝説のようなものが巷にあふれております。
例をあげると、「シリコン系のシーリングをすると再分解できなくなる」という話しをよく見かけますが、まったくそのようなことはございません。
何度でも再分解が可能です。

よく言われているのは迷信のようなもので、どんなに大量に塗布したとしても、当店では問題なく何度でも修理可能です。

ちなみに、メルセデスベンツやアウディなどのドイツ車や、マセラッティなどのイタリア車は、ほぼ市販品と同じ成分のシリコンシーリングのみで接着・防水をしております。

昨今はインターネットの普及のおかげで、自分ではその情報の正確さが精査できないほど、たくさんの情報があふれております。

当店では、経験と実績に基づいた情報のみを公開致しております。
どの情報が正しいかの判断基準は人それぞれでございますが、皆様のご参考になれば幸いです。